【2025年 徹底検証】Radeon RX 7600は「まだ戦える」のか? VRAM 8GBの限界とFSRが拓く未来

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VRAM 8GBの壁 vs FSR 3.x – RX 7600は2025年以降のAAAゲームにどこまで食らいつけるか?

こんにちは! 2025年のPCハードウェア事情をお届けする、ガジェットブロガーの[あなたの名前]です。

PCパーツの進化は日進月歩。特にグラフィックボード(GPU)の世界は、数年経てばハイエンドがミドルレンジに、ミドルレンジがエントリークラスに取って代わられる、厳しい生存競争の場です。

そんな中、2023年5月に「フルHD (1080p) ゲーミングの新基準」として登場したAMDのRadeon RX 7600。発売から約2年が経過した2025年現在、このGPUは果たして「まだ戦える」存在なのでしょうか?

Unreal Engine 5を採用したゲームが当たり前になり、ゲームが要求するVRAM(ビデオメモリ)は青天井。NVIDIAからはGeForce RTX 5000シリーズ(仮称)が登場し、AMD自身もRDNA 4アーキテクチャ(仮称)の足音が聞こえてきています。

この記事では、そんな激動の2025年という視点から、RX 7600の「現在地」を徹底的に分析します。

  • VRAM 8GBは、2025年のゲームシーンで本当に「限界」なのか?
  • AMDのアップスケーリング技術FSR (FidelityFX Super Resolution) は、RX 7600をどこまで延命させられるのか?
  • 今、中古などで安価にRX 7600の購入を検討している人は「買い」なのか?
  • そして、今もRX 7600を愛用している現オーナーは、いつアップグレードを考えるべきなのか?

5000文字を超えるボリュームで、RX 7600の性能、用途、メリット・デメリット、そして未来と限界について、深く掘り下げていきます。

 

1. 🕰️ 2025年の視点で振り返る「RX 7600」とは?

 

まずは、私たちが今どの地点に立っているかを確認するために、RX 7600のスペックと発売当時の立ち位置を簡単におさらいしましょう。

  • アーキテクチャ: RDNA 3
  • GPU: Navi 33
  • コンピュートユニット (CU): 32基
  • VRAM: 8GB GDDR6
  • メモリバス幅: 128-bit
  • Infinity Cache: 32MB
  • TBP (消費電力): 165W
  • 特徴: AV1エンコード対応, FSR 3 (Fluid Motion Frames) サポート

RX 7600は、RDNA 3世代のエントリーからミドルレンジを担うGPUとして登場しました。AMDが明確に**「1080p (フルHD) 解像度での快適なゲーミング」**をターゲットに据えた製品です。

発売当時(2023年)、その性能は前世代のRX 6600 XTを上回り、NVIDIAの競合製品であるGeForce RTX 4060と真っ向から比較されました。

RTX 4060がDLSS 3(フレーム生成)という強力な武器を持っていたのに対し、RX 7600は(当時はまだ黎明期だった)FSR 3と、コストパフォーマンス(発売時の価格)で対抗しようとしました。

そして2025年。RX 7600は「2世代前のミドルレンジGPU」という立ち位置になりました。市場には中古品や、新品の在庫処分品が安価に出回っています。

 

2. 🎮 2025年のゲーム環境とRX 7600の現実的な性能

 

では、2025年のゲーム環境において、RX 7600はどれほどのパフォーマンスを発揮できるのでしょうか?

 

2025年のゲームトレンド

 

まず、現在のゲームトレンドを整理します。

  1. UE5ゲームの一般化: Unreal Engine 5 (UE5) を採用したAAAタイトルが多数リリースされ、グラフィックの美麗さと引き換えに、要求スペックが爆発的に上昇しました。
  2. VRAM 8GBの「最低ライン」化: 1080p解像度であっても、高画質テクスチャ設定を選択するとVRAM 8GBを使い切る、あるいは不足するゲームが珍しくなくなりました。2025年において、VRAM 8GBは「快適」のラインではなく、「最低限」のラインとなりつつあります。
  3. 1440p (WQHD) の普及: モニターの低価格化により、1080pから1440pへ移行するゲーマーが急増しました。
  4. アップスケーリング技術の必須化: FSR (AMD), DLSS (NVIDIA), XeSS (Intel) といったアップスケーリング技術は、「あれば嬉しい」機能から「快適にプレイするために必須」の技術へと変わりました。特にFSR 3.xやDLSS 3.xのフレーム生成技術は、GPUの性能を底上げする重要な要素です。
  5. レイトレーシングの標準搭載: 多くのゲームでレイトレーシング(RT)が標準的なグラフィックオプションとして搭載されていますが、依然として負荷は非常に高いままです。

 

RX 7600の解像度別パフォーマンス

 

この厳しい環境下で、RX 7600の性能を見ていきましょう。

 

1080p (フルHD): 「まだ戦える」主戦場

 

RX 7600がもともとターゲットとしていた1080p解像度。ここでは、まだ十分に「戦える」パフォーマンスを維持しています。

  • eスポーツ系 (Apex, Valorant, CS2など):
    • 全く問題ありません。高設定でも144fps以上を安定して叩き出せるため、ハイリフレッシュレートモニターの恩恵を十分に受けられます。
  • 2025年のAAAタイトル (例: 『Cyberpunk 2077』の後継作や『GTA 6』PC版 (仮称)など):
    • これが最大の論点です。
    • 画質設定: 「最高」や「ウルトラ」設定は非現実的です。VRAM 8GBの壁に即座にぶち当たります。テクスチャ品質を「中」~「高」に調整する必要があります。
    • レイトレーシング: オフ推奨です。RDNA 3世代のRT性能は、RTX 4000/5000シリーズと比較して見劣りします。RTをオンにすると、フレームレートは実用的なレベル(60fps)を大きく下回ります。
    • FSRの活用: FSR 3.x (FidelityFX Super Resolution) と AFMF (AMD Fluid Motion Frames) の活用が必須です。
      • FSRを「クオリティ」または「バランス」モードに設定し、さらにフレーム生成 (AFMF) をオンにすることで、画質を大きく損なわずに「中~高」設定で平均60fpsを目指すのが現実的なラインです。
      • 例えば、2025年の超重量級タイトル『Star Chaser Chronicle』(架空) を1080p・最高設定・RTオフでプレイした場合、素の(FSRなしの)フレームレートは平均40fps程度かもしれません。しかし、FSR「バランス」+AFMFを有効にすることで、体感80fps近い滑らかさを得られる可能性があります。

結論 (1080p): 画質設定に過度なこだわりを捨て、「中~高設定+FSR」という割り切りができれば、2025年以降も多くのゲームを60fpsで楽しむことが可能です。1080pは、RX 7600にとって最後の砦であり、まだ守れる砦です。

 

1440p (WQHD): 「快適」は諦めるべき領域

 

2025年、多くのゲーマーが移行している1440pではどうでしょうか。

  • 厳しい、の一言です。
  • 解像度が上がることで、VRAMへの負荷が1080pの比ではなくなります。8GBのVRAMでは、最新AAAタイトルを1440pで動かそうとすると、テクスチャが正常に読み込まれなかったり、激しいスタッタリング(カクつき)が発生したりする可能性が非常に高いです。
  • FSRを「パフォーマンス」や「ウルトラパフォーマンス」モードに設定すれば、フレームレートの「数字」自体は上がるかもしれません。しかし、VRAM不足に起因するカクつきはFSRでは解決できませんし、画質もかなりボケてしまいます。
  • 軽量なゲームや、数年前(2022年頃まで)のゲームであれば1440pでもプレイ可能ですが、RX 7600を「1440p用GPU」として期待するのは酷です。

結論 (1440p): 最新ゲームを快適にプレイするのは困難。RX 7600で1440pモニターを使っている場合、ゲームの解像度設定を1080pに下げて、FSRでアップスケール表示する方が賢明な選択となります。

 

3. 🎯 用途別診断 – 2025年、RX 7600は誰向けか?

 

以上の性能分析を踏まえ、どのようなユーザーにRX 7600が(まだ)適しているのかを診断します。

  • 1080p カジュアルゲーマー: (◎ 非常に適している)
    • 「最新ゲームもとりあえず遊びたい。最高画質じゃなくていい。60fps出てくれれば満足」という方。中古などで安価に入手できるなら、これ以上ない選択肢かもしれません。FSRを使いこなす知識があれば、長く楽しめます。
  • 1080p eスポーツゲーマー: (◎ 非常に適している)
    • Apex, Valorantなどがメインなら、2025年でも全く性能不足を感じません。高フレームレートを維持できます。
  • 1440p ゲーマー: (× 推奨しない)
    • 既に述べた通り、VRAM 8GBが深刻なボトルネックとなります。この解像度をメインにするなら、最低でもVRAM 12GB以上を搭載した後継GPUを検討すべきです。
  • コンテンツクリエイター (動画編集など): (△ 限定的に適している)
    • RX 7600の持つAV1エンコード機能は、2025年現在でも非常に強力な武器です。YouTubeへのアップロードやTwitch配信において、H.264より高画質・低ビットレートを実現できます。
    • ただし、これはあくまで「エンコード」の話。DaVinci Resolveなどでの4K動画編集や、複雑なエフェクト(AIエフェクトなど)を多用する場合、VRAM 8GBはすぐに限界に達します。動画編集もAI性能が重要視される中、NVIDIAのTensorコア(RTX 5000シリーズ)と比較すると、クリエイティブ性能は見劣りします。
    • あくまで「ゲーム配信」や「趣味の1080p動画編集」レベルと考えるべきです。

 

4. 👍👎 メリットとデメリットの再評価 (2025年版)

 

2025年の視点で、RX 7600のメリットとデメリットを再評価します。

 

メリット

 

  1. 圧倒的なコストパフォーマンス(中古・型落ち価格)
    • 2025年現在、RX 7600の最大の武器は「価格」です。新品のRDNA 4/5世代のエントリーGPU(仮称 RX 8500XTなど)よりも安価に、同等かそれ以上の(FSRなしの)描画性能を手に入れられる可能性があります。予算を極限まで抑えたいユーザーにとって、中古のRX 7600は救世主となり得ます。
  2. FSR 3.x と AFMFによる「延命力」
    • AMDがFSR 3でフレーム生成に対応し、さらにドライバレベルで(ゲーム側の対応が不要な)AFMFを導入したことは、RX 7600のような旧世代GPUの寿命を劇的に延ばしました。FSRが非対応のゲームはほぼなくなり、最新ゲームに「設定」で食らいつくことが可能です。
  3. 扱いやすい消費電力 (TBP 165W)
    • 最新のミドル~ハイエンドGPUが300Wを超えることも珍しくない中、TBP 165Wという数値は非常に魅力的です。550W~650Wクラスの電源でも余裕をもって動作させられ、PC全体のコストや発熱を抑えることができます。
  4. AV1エンコード対応
    • これは色褪せないメリットです。高画質な配信や動画投稿を目指すユーザーにとって、AV1ハードウェアエンコーダーの存在は大きいです。

 

デメリット

 

  1. 最大の弱点: VRAM 8GB
    • これに尽きます。2025年において、VRAM 8GBは「時限爆弾」です。1080p解像度ですら、ゲーム側が要求するVRAMが8GBを超え、設定を「低」にしてもカクつきが収まらない、という事態が起こりえます。FSRやAFMFはフレームレートを「描画」する速度を助けますが、VRAMという「作業机の広さ」が足りない問題は解決してくれません。
  2. 物足りないレイトレーシング (RT) 性能
    • RDNA 3アーキテクチャのRT性能は、同世代のNVIDIA(RTX 4000)にも劣っていました。2025年の最新GPU(RTX 5000やRDNA 4)と比較すると、その差は歴然です。「RTをオンにして美しい世界を体験したい」というニーズには全く応えられません。
  3. 128-bitのメモリバス幅
    • VRAM 8GBと並んで、高解像度での性能の足を引っ張る要因です。Infinity Cache 32MBで補ってはいますが、根本的な帯域幅の狭さは、特に1440p以上で露呈します。
  4. AI関連機能の弱さ
    • NVIDIAがTensorコアを活用してDLSSだけでなく、AIによる画像生成やノイズ除去(RTX Voice)などでリードしているのに対し、RDNA 3世代のAIアクセラレータはFSR以外での活用が限定的です。ゲーム以外のAI用途も考えている場合、RX 7600は選択肢になりにくいでしょう。

 

5. ⏳ 将来性と限界 – RX 7600は「いつまで」使えるのか?

 

さて、最も重要な問いです。RX 7600の「寿命」はいつ来るのでしょうか。

結論から言えば、「1080p・画質設定『中』・FSR活用」という条件を受け入れられる限り、2026年~2027年頃までは「ゲームをプレイする」という目的は達成できるでしょう。

RX 7600の寿命を決定づけるのは、間違いなくVRAM 8GBの壁です。

限界のシグナルは、以下のような形で現れます。

  1. FSRを使ってもカクつく: フレームレートの「数値」は60fpsと表示されているのに、プレイ感覚がガクガクする(スタッタリング)。これはVRAMがパンクし、ストレージ(SSD/HDD)へのスワップが頻発している証拠です。
  2. テクスチャが「のっぺり」する: 本来表示されるべき高解像度のテクスチャが読み込まれず、低解像度のぼやけたテクスチャが貼り付けられたままになる。
  3. 設定「低」でもVRAM不足: 最新ゲームで、グラフィック設定を全て「低」にしても、ゲーム側から「VRAMが不足しています」という警告が出る、あるいは起動すら不安定になる。

このような症状が出始めたら、それはRX 7600の性能的な限界が来たというサインです。

FSR 3.xやAFMFは、RX 7600の「心肺機能」を強化するドーピングのようなものです。一時的に高いパフォーマンスを発揮させられますが、VRAMという「作業机の広さ」そのものは変えられません。2025年以降、開発者が1080pでも10GB以上のVRAMを「最低ライン」として設定するゲーム(例えば、次世代のMicrosoft Flight Simulatorなど)が登場した場合、RX 7600はそのスタートラインにすら立てない可能性があります。

 

6. 🧑‍💻【購入検討者へ】2025年にRX 7600は「買い」か?

 

2025年現在、RX 7600の購入を検討している方へ。シチュエーション別にアドバイスします。

 

新品での購入

 

  • 非推奨です。
  • もし2025年でも新品のRX 7600が市場に残っていたとしても、よほどの投げ売り(例えば1万円台)でない限り、手を出すべきではありません。
  • なぜなら、同時期に販売されているであろう**現行(RDNA 4/5世代)のエントリーGPU(仮称 RX 8500XTやNVIDIA RTX 5050など)**の方が、RX 7600と同等かそれ以上の性能を持ちつつ、VRAMが10GBや12GBに増強されていたり、AI性能や電力効率が改善されていたりする可能性が極めて高いからです。
  • 数年前のミドルレンジを買うより、最新のエントリーGPUを買う方が、将来性が遥かにあります。

 

中古での購入

 

  • 「条件付きでアリ」です。
  • これがRX 7600の2025年における最大の存在価値です。
  • 条件:
    1. 価格が圧倒的に安いこと。(目安として、現行エントリーGPUの半額以下など)
    2. 明確な「割り切り」があること。(1080p専用、画質は中設定、FSR前提、RTは使わない)
    3. 一時的な「つなぎ」であること。(例:メインGPUが故障し、次世代GPUが出るまでの数ヶ月間だけ使いたい)
  • 中古購入の具体的なシナリオ:
    • ケースA: 予算2万円(仮)で1080pゲーミングPCを組みたい。ApexとValorant、たまに最新ゲームを低~中設定で遊べればいい。
      • →「買い」です。 おそらく、この価格帯でFSR 3が使え、AV1エンコードもできるRX 7600は、最強のコスパGPUとなるでしょう。
    • ケースB: 予算2万円(仮)。これから3~4年間、最新のAAAゲームを遊び続けたい。
      • →「待ち」です。 その予算ではRX 7600しか買えないかもしれませんが、VRAM 8GBの壁がすぐにやってきます。もう少し予算を貯めて、VRAM 12GB以上を搭載した現行世代(RDNA 4/5)のエントリー~ミドルGPUを買うべきです。

 

7. 👨‍🔧【現オーナーへ】アップグレードのタイミング

 

この記事を読んでいる方の多くは、現在RX 7600を愛用しているオーナーかもしれません。皆さんに向けたアドバイスです。

 

まだ焦る必要はない (1080pユーザー)

 

  • もしあなたが1080pモニターを使っていて、現状のパフォーマンスに大きな不満がないのであれば、無理に買い替える必要は全くありません。
  • RX 7600は、FSR 3とAFMFという強力な延命装置を手に入れました。最新ゲームが出たら、まずはFSRの設定を見直し、テクスチャ品質を「中」あたりに調整してみてください。
  • AMDドライバ(AMD Software: Adrenalin Edition)を常に最新に保ち、AFMFやRadeon Super Resolution (RSR) といった機能を最大限活用しましょう。

 

アップグレードを検討すべき「兆候」

 

以下の「兆候」が現れたら、本格的に買い替えを検討するタイミングです。

  1. 1440p (WQHD) や 4Kモニターに買い替えた。
    • → RX 7600では明らかに力不足です。VRAM 12GB~16GBを搭載したミドル~ハイエンドGPU(RX 8700XTやRTX 5070など)が乗り換え先候補になります。
  2. 画質設定を「最低」にしても、VRAM不足によるカクつきが頻発するようになった。
    • → FSRではどうにもならない「VRAMの壁」にぶつかった証拠です。
  3. レイトレーシングを使った美しいグラフィックを体験したくなった。
    • → RX 7600の弱点です。RT性能が飛躍的に向上したRDNA 4/5世代や、NVIDIAのRTX 5000シリーズへの乗り換えを推奨します。
  4. ゲームだけでなく、AIによる画像生成や高度な動画編集もPCでやりたくなった。
    • → VRAM容量とAI性能が求められます。NVIDIAのGeForce RTX 5060/5070(VRAM 12GB以上)などが有力候補となるでしょう。

現オーナーへの結論: あなたのRX 7600は、あなたの「使い方」次第で、まだ輝き続けます。「1080p・FSR・設定調整」の3点を守れば、2025年、2026年も良き相棒でいてくれるはずです。不満が限界に達した時が、あなたの「買い替え時」です。

 

8. 🏁 おわりに – RX 7600は「1080pの勇者」だった

 

2025年の視点からRadeon RX 7600を再評価してきましたが、結論はこうなります。

RX 7600は、VRAM 8GBという弱点を抱えながらも、FSR 3.xとAFMFというAMDの技術サポートに支えられ、2025年現在も「1080p・設定妥協」という条件付きで戦い続けることができる、コストパフォーマンスに優れたGPUである。

それは、かつて「GTX 1060 (6GB)」が長きにわたり1080pの王座に君臨した歴史を彷彿とさせます。RX 7600もまた、「1080pの勇者」として、多くのエントリーゲーマーやサブPCに搭載され、長く愛されるGPUとなるでしょう。

しかし、その限界も明確です。1440pへの移行、VRAM 8GBを超える要求、リッチなレイトレーシング体験。これらを望むならば、RX 7600はあなたの要求に応えられません。

あなたが今、RX 7600をどう評価するか。それは、あなたがPCゲームに何を求めるかによって、答えが変わってきます。この記事が、その答えを見つけるための一助となれば幸いです。

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