【2025年版】GT1030はまだ使える?用途別に徹底解説!

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NVIDIAのGT1030は、2017年に登場したエントリークラスのグラフィックボードです。登場から時間が経っているものの、「今でも使えるのか?」「どんな用途なら問題ないのか?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2025年時点でGT1030がどのような用途に適しているかを分かりやすく解説します。

GT1030の基本スペック(おさらい)

GT1030はローエンドGPUとして登場しました。以下のような特徴があります:

  • アーキテクチャ:Pascal

  • メモリ:2GB GDDR5 または DDR4(※GDDR5版を推奨)

  • TDP:30W(補助電源不要)

  • 接続:PCIe 3.0 x4

  • ファンレスモデルもあり、静音PCに最適

このスペックは、軽い用途に限定すれば十分に使える性能です。

性能比較

GT 1030の性能は、主にCPU内蔵グラフィックスや同価格帯のエントリーモデルと比較されます。

CPU内蔵グラフィックスとの比較

  • Intel UHD Graphics 630: GT 1030はUHD 630よりも約90%処理性能が高いとされています。
  • Intel UHD Graphics 750 (第11世代): UHD 750と比較すると、GT 1030の方が約23%性能が低いです。
  • AMD RyzenのVegaグラフィックス: 近年のRyzenプロセッサーに搭載されているVegaグラフィックスは、GT 1030に匹敵するか、一部のゲームでは上回る場合もあります。特にRyzen 5 5600Gのような高性能なiGPUを持つCPUの場合、GT 1030を選ぶメリットは小さいかもしれません。

他のグラフィックボードとの比較

  • GTX 750 Ti: GT 1030はGTX 750 Tiに近いゲーミング性能を持っていますが、GTX 750 Tiの方がわずかに上回ることが多いです。
  • GTX 1050: GT 1030はGTX 1050と比較すると、約35%程度の性能差があり、GTX 1050の方がはるかに高性能です。
  • GTX 1630: GT 1030はGTX 1630よりも約35%程度性能が低いです。
  • GTX 1650: GTX 1650と比較すると、GT 1030は240%もの性能差があり、全く比較になりません。
  • Radeon RX 550: RX 550とは競合するモデルですが、GT 1030の方が消費電力が低い傾向にあります。性能はゲームによってGT 1030が優れる場合とRX 550が優れる場合がありますが、大差はありません。

2025年でも「まだ使える」用途

 軽量なオフィス作業・Web閲覧

GT1030は、YouTube視聴・Word/Excelの操作・Zoom通話などの軽作業において、今でも問題なく動作します。特に、内蔵GPU非搭載のCPUを使っているPCにおいては、映像出力用として非常に価値が高いです。

 軽めのゲーム(条件付き)

以下のような低負荷なゲームは、解像度や設定を調整することでプレイ可能です:

  • Minecraft(Optifine導入で軽量化)

  • League of Legends(LoL)

  • Stardew Valley

  • Undertale

  • 2D・インディーゲーム全般

ただし、Apex Legendsやフォートナイト(高設定)などは苦しいです。GDDR5モデルであれば最低設定でなんとか動くこともありますが、快適とは言い難いです。

 映像再生・HTPC用途

GT1030は4K動画のハードウェアデコードに対応しており、YouTubeやNetflixをテレビに出力する「ホームシアターPC(HTPC)」としては優秀です。ファンレスモデルなら音も静かで、リビング向けのPCにも適しています。

2025年の「厳しい」用途

 最新ゲームのプレイ

GT1030では、2025年のAAAタイトルや3D重視のゲームは性能不足です。ゲーム目的であれば、RTX 3050以上を検討すべきです。

 AI・動画編集・3DCG用途

GPUパワーが必要なクリエイティブ作業(Adobe Premiere、Blender、Stable Diffusionなど)では、メモリ容量もCUDAコア数も不足します。これらの作業には、ミドル〜ハイエンドGPUが必須です。

GT1030を今買うのはアリか?

GT1030は、以下の条件に当てはまるなら**「まだアリ」**です:

  • オフィス作業・映像再生・軽いゲームが中心

  • 補助電源がない省電力PCを使っている

  • 中古市場で安く手に入る(※3000円〜6000円程度が相場)

ただし、新規で購入するなら「中古のGTX1650」や「iGPU付きCPU(Ryzen 5 5600Gなど)」のほうがコスパが良いケースもあります。

まとめ:GT1030は「限定用途」なら2025年でも現役!

GT1030は、もはや最新のGPUとは言えませんが、軽量な作業に特化すれば2025年でも十分使えます
安価で省電力、静音性も高いため、「あと数年使いたい」「予算が限られている」という方には、まだまだ価値のある選択肢です。

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