【12万円台の奇跡】ドスパラのRyzen搭載PCが、ゲーミングデビューの正解だった話。

「ゲーミングPCって、どうしても20万円以上するイメージがある…」「やりたいゲームはあるけれど、高すぎて手が出ない」

もしあなたが今、そんなふうに悩んで画面の前で溜息をついているなら、この記事はあなたのためのものです。結論から言います。その悩み、今日で終わります。

今回ご紹介するのは、老舗BTOメーカー「ドスパラ」から登場した、122,780円（送料無料） という衝撃プライスのデスクトップPC。

ただ安いだけではありません。中身は「Ryzen 5 4500」と「GeForce RTX 3050」を搭載した、質実剛健な実力派。今日は、このPCがいかに「買い」であるか、その理由を徹底的に解剖していきます。

1. なぜ今、このスペックが「最強の選択肢」なのか？

ゲーミングPCの世界は上を見ればキリがありません。40万円、50万円のPCは確かにすごい。でも、初めてPCゲームに触れる私たちに、本当にそこまでのスペックが必要でしょうか？

多くの人にとっての正解は**「快適に遊べて、お財布に優しい」**こと。このPCは、まさにその「スイートスポット」をピンポイントで撃ち抜いています。

心臓部：AMD Ryzen 5 4500 の実力

まず注目すべきはCPU。「Ryzen 5 4500」です。「4500？最新じゃないの？」と思ったあなた、侮ってはいけません。このCPUは6コア12スレッド。これは、一度にたくさんの仕事をこなせることを意味します。

ゲームをしながらDiscordで友達と通話する
攻略サイトを裏で開いておく
YouTubeで動画を流しながら作業する

こういった「ながら作業」を余裕でこなします。最高性能ではありませんが、日常使いやFHD画質でのゲームにおいて、ストレスを感じることはまずありません。むしろ、価格を抑えるためにこのCPUを選定したドスパラの判断は「英断」と言えます。

映像美：GeForce RTX 3050 6GB の魔法

そしてゲーミングPCの主役、グラフィックボードには「NVIDIA GeForce RTX 3050」を搭載。ここが一番のポイントです。「GTX」ではなく「RTX」であること。 これが非常に重要です。

「RTX」シリーズには、DLSS（ディープ・ラーニング・スーパー・サンプリング） という魔法のような機能が備わっています。これはAIを使って画質を落とさずにフレームレート（動きの滑らかさ）を向上させる技術。つまり、スペック以上の滑らかな映像体験が可能になるのです。

Apex LegendsやVALORANT、Fortniteといった人気タイトルにおいて、家庭用ゲーム機では体験できない「ヌルヌル」の世界へ、このグラボが連れて行ってくれます。

2. 具体的に何ができる？ゲーム別・用途別シミュレーション

スペック表の数字だけではイメージしにくいですよね。実際にこのPCが届いたら、どんな生活が待っているのかシミュレーションしてみましょう。

シナリオA：人気FPS/バトロワゲーム

Apex Legends / VALORANT / Overwatch 2 画質設定を調整すれば、144fpsなどの高フレームレートを狙えます。家庭用ゲーム機は多くのタイトルで60fps、最新機でも120fpsが限界です。このPCなら、敵の動きがより滑らかに見え、エイム（照準）の吸い付きが変わります。「撃ち負けた！」が「撃ち勝った！」に変わる瞬間を体験してください。

シナリオB：Minecraft（マイクラ）

PC版マイクラの醍醐味といえば「MOD」です。影MOD（シェーダー）を入れて、リアルな光と水の表現を楽しみたいですよね？内蔵グラフィックスの安いPCではカクカクして動かない影MODも、RTX 3050なら美しく描画できます。無限に広がるブロックの世界が、まるで実写のように生まれ変わります。

シナリオC：クリエイティブ作業

「ゲーム以外もしたい」という要望にも応えます。

動画編集： フルHD画質の動画編集なら、Premiere Proなどのソフトも快適に動作します。YouTuberデビューも夢ではありません。
イラスト制作： PhotoshopやClip Studio Paintもサクサク。レイヤーを多用しても16GBのメモリがあれば安心です。

3. 他社を圧倒する「構成のバランス」の良さ

安いPCには「落とし穴」があることが多いですが、このモデルの凄いところは**「基本を外していない」**点です。

メモリ 16GB の安心感

最近のゲームはメモリを食います。8GBでは足りません。このモデルは標準で16GBを搭載。これは現代のゲーミングPCの「標準」であり、絶対に譲れないラインです。ここをケチっていないのが偉い。

NVMe SSD 500GB の爆速体験

HDD（ハードディスク）は搭載されていません。その代わり、超高速なNVMe SSDが採用されています。 Windowsの起動は一瞬。ゲームのロード時間も、カップラーメンを作る隙すら与えません。「待つストレス」から解放される快感は、一度味わうと戻れません。

コンパクトな「ミニタワー」

日本の住宅事情に優しいサイズ感も魅力です。幅16cm、奥行き32.4cm。机の上に置いても圧迫感が少ないMicroATXサイズです。「デカすぎて置き場所がない」というゲーミングPCあるあるを回避できます。

4. 正直に話します。このPCの「弱点」と「解決策」

良いことばかり書くのは信用できませんよね。買う前に知っておくべき注意点も正直にお伝えします。そして、それは解決可能です。

弱点1：無線LAN（Wi-Fi）がない このPCは有線LAN接続が前提です。Wi-Fiで繋ぎたい場合は、別途「無線LAN子機（USBタイプなど）」を買う必要があります。Amazonで2,000円〜3,000円で買えます。逆に言えば、FPSゲームをするなら安定した有線LANが推奨なので、ガチ勢には不要な機能とも言えます。
弱点2：ストレージが500GBのみ 最近のゲームは1本で100GB近く使うこともあります。色々なゲームをインストールすると、500GBはすぐに一杯になるかもしれません。 解決策： やらなくなったゲームは消すか、後から外付けSSDなどを追加すればOKです。最初から大容量にして価格が上がるより、必要になったら足すスタイルの方がお財布に優しいです。
弱点3：光学ドライブがない CDやDVDを入れる場所がありません。今はソフトもダウンロードが主流なので困ることは少ないですが、もし音楽CDを取り込みたい場合は、2,000円程度の外付けDVDドライブを用意しましょう。

これらは「コストカットのための賢い選択」であり、致命的な欠点ではありません。

5. 比較検討：自作PCや中古PCより「新品BTO」が良い理由

「中古ならもっと安いのでは？」「自作PCの方が安いのでは？」そう考える方もいるでしょう。しかし、初心者にこそ、このドスパラの新品BTO（Build to Order）をおすすめします。

対自作PC： パーツを個別に買うと、実はこの価格（122,780円）でOS込みの同スペックを組むのは至難の業です。現在はパーツ価格が高騰しており、メーカーが大量仕入れで作るPCの方が割安なケースが多いのです。さらに、組み立ての手間や、動かなかった時のリスクもありません。
対中古PC： 中古は前の持ち主がどのように使っていたか分かりません。マイニングで酷使されたグラボかもしれません。このPCには**「1年間の保証」**がつきます。何かあった時に日本語でサポートを受けられる安心感は、プライスレスです。