【Core i7-13620Hの実力】RTX 3050 (6GB) は165Hzモニターを活かせるか? ドスパラゲーミングノート徹底レビュー

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【徹底解剖】ドスパラ Core i7-13620H&RTX 3050 6GB搭載ゲーミングノートPCは「買い」か? スペックから見る真の実力

「そろそろデスクトップPCを置く場所はないけど、本格的にPCゲームを始めたい!」 「大学に持っていくことも考えてるけど、性能にも妥協したくない…」

そんな悩めるゲーマー予備軍や、学生・社会人の皆さん。ゲーミングノートPCの選択肢は爆発的に増え、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

本日ピックアップするのは、BTOパソコンでおなじみのドスパラからリリースされている、インテル最新世代CPUと人気のNVIDIA GPUを搭載したこちらのモデルです。

○注目モデル スペック概要

  • CPU: インテル Core i7-13620H (10コア/16スレッド)

  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 3050 6GB Laptop GPU

  • メモリ: 16GB

  • ストレージ: 500GB SSD

  • ディスプレイ: 15.6インチ 非光沢フルHD (1920×1080) / 165Hz

「Core i7搭載!」「RTX 3050!」と聞くと良さそうに聞こえますが、実際のところ、このスペックでどんなゲームがどれくらい快適に遊べるのでしょうか? そして、価格に見合った価値はあるのでしょうか?

この記事では、提示されたスペックシートを隅々まで読み解き、このゲーミングノートPCの**強力なセールスポイント(メリット)**と、**購入前に知っておくべき注意点(デメリット)**を、3000文字以上で徹底的に解説していきます!


🚀 セールスポイントと強み:このPCが持つ「輝く才能」

 

まずは、このモデルが他の競合製品と比べて優れている点、注目すべき「買い」のポイントを詳しく見ていきましょう。

1. 「H」の名は伊達じゃない! 強力無比なCPU「Core i7-13620H」

 

このノートPCの心臓部(CPU)は、**「インテル Core i7-13620H」**です。

注目すべきは、型番の末尾にある**「H」**の文字。これはインテルCPUの高性能モデル(High Performance)を意味し、薄型ノートPCに搭載される「U」や「P」プロセッサとは一線を画す、高い処理能力を持っています。

  • 10コア / 16スレッド:

    • ひと昔前のデスクトップPCのハイエンドモデルを超えるスペックです。

    • **6つの高性能コア(P-core)4つの高効率コア(E-core)**を組み合わせたハイブリッド・アーキテクチャを採用。ゲームのような高負荷な処理はP-coreが、OSのバックグラウンド処理などはE-coreが担当することで、驚異的な電力効率とパフォーマンスを両立しています。

  • 最大4.90GHzのクロック周波数:

    • ゲームにおいて「フレームレート(fps)」を安定させるには、GPU(グラフィックボード)の性能だけでなく、CPUの「シングルコア性能」も非常に重要です。最大4.90GHzという高いクロック周波数は、ゲームの「カクつき」を抑え、滑らかなプレイ体験を支えます。

<これがどう活きる?> ゲームはもちろんのこと、大学のレポート作成、プログラミング、Adobe Premiere ProやPhotoshopを使った動画編集・画像編集といったクリエイティブな作業も余裕でこなせるパワーを持っています。

ゲームをしながらDiscordで通話したり、ブラウザで攻略サイトを見たり、バックグラウンドで録画ソフトを動かしたり…といった「ながら作業」も、このCPUなら全く問題ありません。数年先まで見据えても、「CPU性能が足りない」と嘆くことはまずないでしょう。

2. VRAM 6GB版! 「RTX 3050」の真価

 

次に、ゲーム性能を左右するGPU(グラフィックボード)です。搭載されているのは**「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU」**ですが、ここで非常に重要なポイントがあります。

それは**「VRAM(ビデオメモリ)が6GB」**であることです。

従来のRTX 3050 Laptop GPUは、VRAMが4GBのモデルが主流でした。しかし、最近のゲームは高解像度のテクスチャ(物の表面の質感データ)を多用するため、VRAM 4GBではすぐに容量が枯渇し、性能がガクッと落ちる(スタッタリング)現象が問題視されていました。

VRAMが6GBあることで、

  • より多くのテクスチャを保持できる

  • 高画質設定でも安定しやすい

  • 将来的に登場するゲームにも対応しやすい

といった大きなメリットが生まれます。

<どのくらい遊べる?> ターゲットとなる解像度は、ディスプレイと同じフルHD (1920×1080) です。

  • Apex Legends, Valorant, 原神, Fortnite:

    • 設定次第で165Hzモニターに張り付くような高フレームレート(165fps以上)を狙えます。快適なプレイは全く問題ありません。

  • サイバーパンク2077, エルデンリング, ホグワーツ・レガシー (AAA級ゲーム):

    • 最高設定は厳しいですが、設定を「中~高」程度に調整し、NVIDIAの超解像技術**「DLSS」**を活用することで、60fps前後での安定したプレイが十分可能です。VRAM 6GBのおかげで、4GB版よりも画質設定を「盛る」ことができます。

RTX 3050はエントリー~ミドルクラスに位置しますが、「6GB版」であることが、このPCのゲーム性能をワンランク上に引き上げています。

3. 勝利を引き寄せる! 「165Hz 高リフレッシュレート液晶」

 

このスペック表でCPUとGPUに並んで目を引くのが、**「リフレッシュレート 165Hz」**のディスプレイです。

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わるかを示す数値です。一般的なノートPCやテレビが60Hz(1秒間に60回)なのに対し、このPCは165Hz。つまり、約2.75倍も滑らかに映像を表示できます。

<これがどう活きる?>

  • FPS/TPS (シューティングゲーム):

    • 敵の動きがカクカクせず、滑らかに見えます。

    • 視点を素早く動かしたときの「ブレ」が少なく、エイム(照準合わせ)が格段にしやすくなります。

    • 相手より0.01秒早く敵を認識できる可能性があり、これが勝敗を分けることも。

  • ゲーム以外でも:

    • マウスカーソルの動きや、Webサイトのスクロールさえも滑らかに感じられ、日常使いの「快適さ」が全く違います。

非光沢(ノングレア)液晶なので、照明や自分の顔が画面に映り込みにくく、長時間のゲームプレイや作業でも目が疲れにくいのも、地味ながら非常に重要なポイントです。

4. かゆい所に手が届く「充実のインターフェース」

 

ゲーミングノートPCは、その拡張性も重要です。

  • 豊富な映像出力 (HDMI 2.1 + Mini DP):

    • 本体のディスプレイに加え、さらに2枚の外部モニターを接続可能です。

    • 「ゲームをしながら、もう一つの画面でDiscordや配信サイトを見る」といった、デスクトップPCのようなマルチモニター環境を簡単に構築できます。

  • 最新の無線通信 (Wi-Fi 6E + Bluetooth 5.3):

    • Wi-Fi 6Eは、従来の電波帯(2.4GHz/5GHz)に加え、新しく開放された**「6GHz帯」**も利用できます。これにより、電波干渉が非常に少なく、有線LANに匹敵するほどの低遅延で安定した通信が可能です。(対応ルーターが必要)

    • Bluetooth 5.3は、ワイヤレスイヤホンやコントローラーを接続する際の遅延や途切れを最小限に抑えます。

  • SDカードリーダー搭載:

    • デジカメで撮った写真や動画を、アダプターなしで直接PCに取り込めます。ゲーム実況動画の素材管理や、クリエイティブな作業にも便利です。

  • 有線LANポート (1Gb Ethernet):

    • どれだけ無線技術が進歩しても、オンラインゲームの「ここ一番」で頼りになるのは有線接続。これをしっかり搭載しているのは高評価です。

  • テンキー付きキーボード:

    • ゲームではあまり使いませんが、数字入力が多い作業(Excel、プログラミング、普段使い)では圧倒的に便利です。


🤔 購入前に要確認! 気になる点とデメリット

 

素晴らしい点が多い一方で、価格とのバランスを取るために「割り切った」部分も見受けられます。購入後に「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、弱点もしっかりと把握しておきましょう。

1. 500GB SSD — 現代のゲーマーには「狭すぎる」可能性

 

最大の懸念点は、ストレージ(SSD)の容量が**「500GB」**であることです。

確かにSSDは高速で、OSの起動やゲームのロード時間は爆速です。しかし、500GBという容量は、現代のゲーム環境において心もとないと言わざるを得ません。

  • Windows 11 (OS) や基本的なアプリで、約100GB程度は使用されます。

  • 残りの空き容量は、実質400GB弱

ここで、最近の主要なゲームのインストール容量を見てみましょう。

  • Call of Duty (最新作): 150GB~200GB超

  • Starfield: 125GB

  • サイバーパンク2077 (DLC込): 100GB超

  • Apex Legends: 約75GB

…お分かりでしょうか? AAA級ゲームを2~3本インストールしたら、もうストレージはパンパンです。

<対策は?>

  • 外付けSSDを併用する(手軽だが、速度は内蔵より劣る場合があり、持ち物が増える)。

  • BTO(ドスパラ)のカスタマイズで、購入時に1TBや2TBのSSDにアップグレードする(最もおすすめ)。

  • 購入後に自分で内蔵SSDを増設する(知識と技術が必要だが、コストは抑えられる)。

「ApexとValorantしかやらない」という人以外は、ストレージの増設を前提に予算を組むことを強く推奨します。

2. バッテリー駆動時間 — 「ノートPC」だが「持ち運びメイン」ではない

 

スペック表には**「駆動時間(JEITA 3.0):3.8時間(動画再生時)」**とあります。

これはあくまで「省電力モードで動画を流し続けた場合」の数値です。もしACアダプターを繋がずにゲームをしようものなら、高性能なCPUとGPUがフルパワーを出すため、1時間も持てば良い方でしょう。

また、多くのゲーミングノートPCは、ACアダプターを接続していないと性能に大幅なリミッターがかかり、本来のゲーム性能を発揮できません。

<どう考えるべき?>

  • このPCは「コンセントのある場所で使う」のが大前提です。

  • カフェでバッテリー駆動で作業…というのは(軽い作業なら可能ですが)本来の用途ではありません。

  • 「自室からリビングへ」「実家へ帰省する」「友人の家で」といった**「場所の移動が可能な省スペースデスクトップPC」**と捉えるのが正解です。

  • 本体 (約2.1kg) + ACアダプター (180W、恐らく500g以上) の重さも考慮する必要があります。

3. USB Type-C ポートが「データのみ」

 

USB Type-Cポートが1基ありますが、スペックに**「(データのみ)」**と注記されています。

これは、

  • 映像出力 (DisplayPort Alt Mode) に対応していない

  • USB Power Delivery (PD) での充電に対応していない

可能性が非常に高いことを意味します。

最近はType-Cケーブル1本でモニター出力とPC充電をまかなえる便利な環境が増えていますが、このPCではそれができません。映像出力はHDMIかMini DP、充電は専用の180W ACアダプターが必須となります。

(※補足:USB 2.0ポートが1基残っている点も、高速なストレージを繋ぐとボトルネックになります。マウスやキーボードレシーバー用と割り切るのが良いでしょう。)

4. 「RTX 3050」の限界と将来性

 

VRAM 6GB版で強化されたとはいえ、RTX 3050はあくまでエントリー~ミドルクラスです。

  • レイトレーシング(RT):

    • RTXシリーズなので機能としては使えますが、RT 3050でRTを有効にするとフレームレートが大幅に低下します。DLSSを併用しても、実用的なレベルで遊べるゲームは限られます。

  • 将来性:

    • 今後2~3年で登場するであろう、さらに高負荷なAAA級ゲームを「フルHD・中設定・60fps」で遊び続けるのは難しくなってくる可能性があります。

より高いグラフィック設定や、将来性を重視するなら、RTX 4050やRTX 4060搭載モデルも視野に入れる必要があります(もちろん、その分価格は上がります)。


🎯 結論:このPCは、どんな人におすすめか?

 

長々と解説してきましたが、これら全ての要素をまとめると、このPCが「刺さる」ユーザー像が見えてきます。

✅ こんな人に「超」おすすめ!

 

  • 初めてゲーミングPCを買う学生・新社会人:

    • デスクトップを置く場所はないが、性能に妥協したくない。

    • 強力なCPU(i7-13620H)とテンキーのおかげで、ゲームだけでなく、学業(レポート、プログラミング)や仕事(Excel、Zoom)もこれ1台でハイレベルにこなせます。

  • FPS/TPSゲーマー(Apex, Valorant中心):

    • 165Hzモニターと強力なCPUは、これらのゲームで「勝つ」ために最適です。

    • RTX 3050 6GBでも、これらのゲームなら高フレームレートを維持するのは余裕です。

  • コストパフォーマンスを重視する人:

    • 最新のRTX 40シリーズ搭載機よりは安価なはずです。

    • 「AAA級ゲームは画質設定を調整すればOK」と割り切れるなら、CPU性能の高さと165Hzモニターの恩恵を受けられ、非常にコスパの高い選択肢となります。

  • 時々PCを移動させる人:

    • 据え置きメインだが、「週末はリビングの大画面TVで」「長期休暇は実家で」といった使い方をしたい人にピッタリです。

❌ こういう人には「ミスマッチ」かも…

 

  • 最新AAA級ゲームを「最高設定」で遊びたい人:

    • 素直にRTX 4070以上のデスクトップPCか、ハイエンドノートPCを選びましょう。

  • カフェなどで頻繁に持ち運んで使いたい人:

    • バッテリーが持ちません。薄型・軽量のUtrabookを探すべきです。

  • 多くのゲームをインストールしっぱなしにしたい人:

    • 標準の500GB SSDでは即座に容量不足に陥ります。必ず購入時のBTOカスタマイズで1TB以上に増設してください。

  • USB Type-C 1本でスマートな接続を夢見る人:

    • このPCは「専用ACアダプター」と「HDMI/Mini DP」が必須です。

📜 総評

 

このドスパラのゲーミングノートPCは、 **「強力な頭脳(Core i7-13620H)」「優れた運動神経(165Hz液晶)」を持ち、「VRAM 6GB版のRTX 3050」**という堅実な心臓(GPU)を搭載した、非常にバランスの取れた優等生モデルです。

最大の懸念点である**「ストレージ容量(500GB)」**さえクリア(BTOで増設)してしまえば、フルHD環境下において、今後数年間はほとんどのゲームやクリエイティブ作業を快適にこなせるでしょう。

ゲーミングノートPCという「制約」の中で、CPU性能とディスプレイの快適性にリソースを全振りし、GPUは「VRAM 6GB版」というツボを押さえた選択をすることで、ユーザー体験を最大化しようというドスパラの意図が感じられる、玄人好みの一台と言えるかもしれません。

あなたのPCゲーマーライフの、最高の一歩目になる可能性を秘めたマシンです。

 

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